皆さん『もやし』を料理する際、ヒゲ(根)はとられていますか?
私は取らない派から取る派に変わりました。
前職の酒蔵で働いていた時、昼休みの時間にこの話で盛りあがったのですが
面倒くさいから取らないという意見が多い中
杜氏が『必ず取る』
『こういう一手間を加えないと料理ではなく調理だ』と言われ
色々と反感を受けておりましたが
この発言が私は、もの凄く印象に残りました。
私は、ヒゲを取る習慣がなかったため早速スーパーでもやしを買い
違いを知りたくてヒゲを取ったもやしでナムルを作る事に
食べてみた感想は、ヒゲを取ることでもやし独特の臭みが消え、とても美味しく頂く事ができました。
黙々と一袋分のもやしの下処理を行い、面倒くさいなと思っていましたが
一手間加えるだけで味が大きく変わってしまう料理の面白さに気がつきました。
最近ではYouTubeで動画を見ながら料理を作っており
便利な時代に生まれて良かったなと美味しいご飯を食べながら感じています。
今思えば、酒造りも大変でしたが、杜氏の技や考えを『もやし』を見るたびに思い出します。
写真のマリモの様なものは
『酒林』(さかばやし)と言い、(杉の葉で作られるため『杉玉』とも言う)『新酒ができたと』いうしるしで酒蔵の軒下などに吊るされます。
最初は濃い緑色。季節の移り変わりに合わせ色が段々茶色くなり酒の熟成具合を表しているとか
日本全国の美味しい日本酒を飲みに行きたいです。